一口に「圧力鍋」と言っても、そのスペックは各メーカー、各商品ごとに違います。



厳密に言うと、一つの圧力鍋でも、「高圧」か「低圧」かでも、調理時間は異なります。



このブログで、いつも使っているのは、アサヒ軽金属の「ゼロ活力なべ」

世界最高レベルの高い圧力がかかるので、びっくりするほど短時間での調理が可能です。



反面、圧力が高いため、加圧時間を間違ってしまうと、

「材料が煮えすぎて、溶けてなくなっていた…」という失敗があるのも事実。



そして、今回、あるお仕事で、別のメーカーの圧力鍋を使わせていただくことになりました。

スペックが違うので、今までよりも少しだけ、加圧時間(=圧力調理をしている時間)を長めに取る必要があるようです。



まずは違いを知るために、基本の煮物を作ってみました。



5月の講座で何度も作った「豚バラ大根」のアレンジ。





 こちら、今宵の献立


☆豚肉と油揚げ、大根の旨煮
☆かぼちゃの塩麹煮
☆キュウリとわかめとゆで鶏の酢の物
☆モズクとモロヘイヤ、オクラのネバトロお味噌汁
☆炊き立て雑穀ごはん





豚肉を炒めて、大根と油揚げを入れたら、水・しょうゆ・酒を加えて、圧力鍋の蓋を閉めます。



圧力がかかって、シュシュっとオモリが振れてきたら(このオモリの振れ方や音もメーカーによって違います)
オモリが止まらない程度の弱火にして3分加圧し、火を止めます。



そのあと、余熱でしばらく置き、圧力が下がったら圧力がかかっていないことを確認して
蓋を開けます。

(蓋の開け方、安全の確認方法もメーカーによって異なるので、取扱説明書は必ず読んでくださいね)



そのあと、しょうゆと塩で味をととのえ、青ネギを加えてサッとひと煮立ちしたら出来上がり。



 大根も、じんわりとうまみを含んで、何よりもこの煮汁!
だしを入れてないのに、豚肉と大根から出たうまみだけで、激うま~♪です。


水分量、大根の仕上がり具合、味の染み込み具合など、実際に食べてチェックです。
ふむふむ…なるほど~。


この大根の旨煮。
普通のお鍋でこのくらいやわらかく、味が染み込んだ状態にするには、かなりの時間がかかると思います。

でも、圧力鍋を使えば、所要時間は約30分!
あとは余熱で放っておけば、ぐんぐん味が染み込みます。



うちごはんラボの圧力鍋講座でも、いろいろなメーカーに合わせた調理時間や
取扱いの注意事項などをお伝えしてます。



皆さん、決まっておっしゃるのが、

「取説、読んでませんでした…」



取説は、メーカーからお客様へのラブレター。
上手においしく、そして安全にお料理していただくために、ぜひきちんと目を通してくださいね。





うちごはんラボの圧力鍋講座では、
安全な使い方から、使いこなしのコツまで丁寧にご紹介しています。









ランキング参加中。 よろしければ、1クリックの応援、よろしくお願いします。



にほんブログ村